三都物語

三都物語といっても、駅の売店にあるお土産のお菓子ではありません。私の知っている三都は、いずれも人口12万程度の地方都市です。 

1.小樽市(北海道)

生まれて29年間住んだので、関西小樽会会員の中で最長と思われます。しかしながら天狗山には定年後始めて登った。当時人口は176千人と覚えているので、現在の激減に驚いている。テレビの無い頃市内に沢山の映画館があり、満員の盛況であった。鞍馬天狗の上映で馬上の嵐寛十郎 が現れると、観客が拍手喝采したのも懐かしい。海水浴には徒歩で熊碓、汽車で塩谷・蘭島、バスでオタモイ・祝津に行ったが、どこでも人が溢れていた。折しも今月冬期オリンピックの開催中だが、小学校・中学校・高校の冬の体育ではスキーを、大学ではスケートをした。北海道を離れてスキーをしたことは無いが、スケートは子供を連れて行ったことがある。その影響かうち一人は大学のスケート部に入り、同じ部員と結婚した。 

2.橿原市(奈良県)

関西に就職し大阪市に9年住んでから橿原市に移って39年になる。市内の町名を聞いて、どの辺にあるか見当のつかないことが多い。しかし、小樽の町名ではある程度 分かる。橿原市には県立医大があり、医大病院と関連の中核病院がある。また市内には百人一首で持統天皇が詠んだ天の香具山と初代神武天皇の御陵があり、市の広報誌は「日本国はじまりの地」と称している。

奈良県内には御陵や古墳が多く益田岩船(ますだのいわふね)と沼山古墳が自宅近くにあり、ホームページに載っているので見てほしいと思います。 

3.新居浜市(愛媛県)

新居浜市は娘家族が住んでおり2回しか行っていないが、ここに大きな化学会社があり、高校の化学教師が若い頃勤めていたので親しさを感じる。市の山側の別子銅山跡地は、マイントピア別子という鉱山の観光施設になって賑っている。愛媛県には 奈良県にないスキー場が、近くの四国最高峰石鎚山ふもとにあり孫たちは楽しんでいる。我が子の時と違って、孫の運動会では日に焼けるのも忘れて初めから終わりまで付き合った。

 

 

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  • 小樽の思い出は、まったくの同感です。映画館の多かったこと、鞍馬天狗の事、海水浴場の事、どこへ行っても人が多かったこと、体育のスキー授業等、子供の頃に帰ったような気持ちになりました。