
春の日差しが心地よい晴天に恵まれた4/18(金)、総勢20名で大阪・河内長野市にある天野山金剛寺へ出かけました。参加者の皆さんは、それぞれ梅田、天王寺、奈良などから集まり、スムーズに河内長野駅に集合。春の遠足気分で、にぎやかなスタートとなりました。
まずは「天空」で、大阪産の美味を堪能


お昼ごはんは、酒蔵直営ダイニング「天空」で。食前酒に甘酒をいただき、季節の前菜プレートに舌鼓。メイン料理はそれぞれチョイスでき、特に人気だったのは「豚肉のごま味噌焼き」。大吟醸の酒かすを使った香ばしい味わいに、皆さん思わず笑顔に。
食後はデザートとドリンクでゆったりとした時間を楽しみました。


いよいよ天野山金剛寺へ
昼食後は、いにしえの歴史に包まれる天野山金剛寺を拝観。
奈良時代に創建されたと伝わるこのお寺は、鎌倉時代後期に建てられた金堂や、国宝の三尊(大日如来坐像、降三世明王坐像、不動明王坐像)が見どころです。

驚くべきは、後村上天皇が金剛寺に暮らしていた当時、北朝方の上皇たちが同じく金剛寺に滞在していたことです。大和国の賀名生(あのう)にあった南朝の拠点から北朝方の光厳上皇・光明上皇・崇光上皇さらに直仁親王が金剛寺に移って来たのは、1354年のこと。彼らは南朝方の人質として、現在、本坊の一角にある観蔵院に幽閉されていたのですが、同じ時期に南朝方の後村上天皇と北朝の上皇たちとが金剛寺の境内で過ごしていたこと、驚きではないでしょうか。このような歴史上の事実、ご存知でしたか?

南朝と北朝、敵対関係にあるもの同士とはいえ、彼らはともに都で暮らしていた皇族同士。ときには対面し、自分たちの身にふりかかった互いの数奇な運命を嘆いていたかも知れませんね。



拝観を終えたあとは、自由解散。それぞれに感想を交わしながら、名残惜しくお別れとなりました。晴れ渡る空の下、歴史にふれる一日。心も体もリフレッシュできたイベントとなりました!お酒好きの皆さんからのリクエストで、秋のイベントは伏見を考えています。ぜひご参加ください。
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