今年7月末潮まつりを踊りに小樽へ行ったとき、大高酵素株式会社を訪問しました。
訪問の動機は、同社については、エンリッチスーパージェルで初めて同社の名前を知りましたが、女性化粧品に無知だった私は小樽に化粧品会社があるのを初めて知り、その誕生の動機に興味を持ったからです。ゴム会社、鉄工加工会社、水産加工会社、ガラス加工会社、酒造メーカー等が存在するのは、昔から知っていましたし、小樽の歴史からして想像できるのですが……。しかも、漏れ聞くうちに日本全国に支店がある酵素業界の最大手であり、健康食品の大手という事が分かり、今回の訪問になりました。
訪問直前に、開いたネットの記事に「創始者大高登が下校時笹竹の切り株で右足を踏み抜きその傷を薬草で止血、その後酵素原液の開発に着手」とあり、納得と思いましたが、それは、小樽での出来事ではなく、岩内の近くの発足村での事と訪問してから分かりました。
取締役会長の杉森恒夫氏、経理課長の今堀博氏が対応してくださいました。
以下、お聞きしたポイントは下記の通り。
- 大高酵素の経営の基本は、創始者大高登氏の自然、生命に対する長い研究の結果の「理念」だ。生きている植物には、酵素があり、上述の薬草で止血の一件は、生きている酵素を付けた事になる。この怪我以来、あまりお金にならない酵素と生命の研究に登氏は非常に長い期間苦労され、心血を注ぎ会社を設立されたそうです。
- この業界で、工場の生産過程をオープンにしているのは同社だけとの事。
酵素業界の某大手も見学に来られたそうだが、同じものは出来ないだろうし、同社製品に勝ることは出来ないだろうとの事。それは、上述の理念は他人のまねできることではないから。 - 別れ際に、大高登伝「大地を喰んだ男」吉津實著朝日ソノラマ出版を頂きました。