神戸新開地 落語体験&下町グルメツアー 報告

2023年の秋イベントとして、神戸新開地落語体験&下町グルメツアーを令和5年11月10日(金)に、参加者16名にて実施しました。

11:30 喜楽館バックステージツアー

当日はあいにくの雨模様でしたが、新開地駅から喜楽館まではアーケードを通ってすぐに到着しました。2018年にオープンした喜楽館は210席(天満天神繁盛亭は216席)。朝席/昼席/夜席の3公演があり、夜席では落語だけでなくジャズコンサートやダンスなど幅広い演芸が見られるそうです。

神戸出身・在住の桂三ノ助さんのナビゲートで、喜楽館の舞台や裏方の役回りなどについての解説をいただきました。上方落語に使われる見台(けんだい)、膝隠し(ひざかくし)、小拍子(こびょうし)などの道具、大太鼓と締め太鼓の違い、一番太鼓をたたく時の長バチの位置など、非常に興味深いお話でした。

一番太鼓の最後には、長バチを「入」という字の形にして「大入りになるように」と縁起をかついで打つそうです。また座布団は縫い目のない面を客席に向け「縁の切れ目がないように」という願いを込めるのだそう。

天満天神繁昌亭の舞台には故・桂米朝さんによる「楽」の字が飾られていますが、こちら喜楽館に掲げられるのは桂文枝さんの筆による「喜」の文字。案内人の桂三ノ助さんも「縁起の良い右肩上がりで、字そのものが笑っているようにも見える。私も大好きな字です」と仰っていました。

「喜」をバックにみんなで記念撮影!

ランチ:元町エビス 新開地店

お昼は喜楽館の方の案内で元町エビスへ行きました。店内に入ると目に飛び込んでくる大きなビアタンクには、中ジョッキにして300~400杯分の樽生ビールがスタンバイ!ビール党のみなさんにも大いに楽しんでいただけたようです。昼席までの自由時間は、新開地散策へ。三宮でも人気の洋食「グリル一平」の本店や、リーズナブルで美味しいと評判の「源八寿司」、フルーツ大福が名物の福進堂など、新開地にはおいしいお店がたくさんあるようです。おなかがいっぱいでなければ、「赤ひげ」で串カツを食べてみたかった…!

喜楽館 昼席

今日の演者一覧と、桂福留さんによる一番太鼓。最後もバッチリ決まりました!写真にはありませんが、エントランス前では桂文福さんが出迎えてくれました。

  • 開演前の一席 桂福留 「平林」
  • 笑福亭 笑利 「ちょぼいち」
  • 桂 小鯛 「がまの油」
  • 松旭斎天蝶(手品)
  • 桂 文福 
  • 仲入り
  • 桂 福楽 「太鼓腹」
  • 月亭 太遊 「ドウクッチョンの村(Youtube)」
  • 笑福亭 枝鶴 「星野屋」

若手からベテランまで幅広いラインナップで、なかなかお目にかかれない日本の伝統手品 和妻(わづま)も楽しめました。桂文福さんは往年の懐メロをこれでもかと歌ってくれ、大分出身の月亭太遊さんによる方言RPG漫才という斬新な演目を、また若手勢のエネルギッシュな「ちょぼいち」「がまの油」、福楽さんや枝鶴さんの名人芸も大いに楽しめました。

終演後はロビーにて、当日出演した落語家さんたちとの写真撮影タイムもありました。

おわりに

阪神なんば線を利用すれば、奈良や大阪在住の方も思った以上に神戸へアクセスしやすいことが分かりました。またぜひ神戸でのイベントも企画したいと思います。

帰りに高速神戸駅まで歩いてみたところ、再開発でメトロこうべもすっかりおしゃれな地下道に生まれ変わっていました(卓球場は健在!)。

次回、新春懇親会でお目にかかれることを楽しみにしています!

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