ブログがつないだ絆

一昨年春のことだったか?水資源・環境学会会長の野村様から小樽会事務局に電話があった。
2016年1月に関西小樽会のブログに寄稿した「台湾に残る日本のインフラ遺産」につき、筆者の手島と連絡したいとのこと。
「記事中の台湾製糖技師・鳥居信平の造った“屏東の地下ダム・二峰圳”を学会で視察したいが、連絡先を教えて欲しい」という。そこで鳥居の研究では第一人者の屏東科技大学・丁澈士教授を紹介した。
同年夏、野村会長ら視察団は台湾を訪れ丁教授に案内で視察をされた。その経緯の中で、信平の孫の鳥居徹・東大教授とも知己となられた。
昨年7月に野村会長、鳥居教授と二宮尊徳の会の地福氏と私が西梅田の蕎麦屋“守破離”で会食、12月の袋井市での“第6回 報徳講座”で、鳥居信平をメインテーマに公開講座を行うことを約した。
12月の講座には、なんと丁教授、平野久美子氏(「台湾に水の奇跡を呼んだ男」の著者)も参加、すごいことになった。その後、地福氏の徳島県調査で新資料が見つかり、地福氏が「技師 鳥居信平著述集」を発刊された。この本は非売品で、主に日本各地の図書館、大学に寄付するのが目的。そこで出版費用に充てるクラウドファンディングに挑戦中である。興味のある方は、1000円のファンディングで1冊いただけます。いかがでしょうか?私の拙い小文も収録されています。

クラウドファウンディングのサイトは以下です。
https://camp-fire.jp/projects/348897

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