皆さんは、日ごろお寺参りをしたことがありますか。私は平均寿命に近づいたせいか、お寺から案内が来ると、特別な用事のない限りバス・電車を乗り継ぎ、約1時間かけて出かけます。案内は正月、春秋の彼岸、お盆、寺の開山忌の年5回届きます。
家が橿原市なのにお寺が桜井市の訳は、母が天理市内の病院で亡くなった時、葬儀屋が宗派を聞いてそこに決めたためです。後日、住職の子と娘が奈良市の女子高で同級とわかりました。
お寺参りの行事は午前中2時間で,お経の意味が分からずとも、その間亡き両親と妹の思い出に浸ることができます。最近お寺も人集めのため、説教に代えて催し物を用意するようになりました。先日は、白いブラウスとパンタロン姿の若い女性5人組が、大正琴で御詠歌やポピュラーを奏でました。その中にあった、南こうせつ作詞作曲 「まごころに生きる」 の一部を紹介します。
”ほほえみひとつ涙ひとつ
出逢いも別れも抱きしめて
生きてる今を愛していこう”
本堂での行事が終わると檀信徒会館に移動し、お寺の婦人部が用意した昼食を頂きます。そこには100個近くの弁当が並んでいます。ご飯は少なめですが、地元野菜を使った手製のおかずの味は抜群です。
また正月にはお酒が出ます。時節柄車で来ていないか、しつこく聞きますが、免許がないので運転できないと答えると、機嫌良くもてなしてくれるので、それがお寺参りの要因かもしれません。
コメント
コメント一覧 (1件)
お正月、春秋の彼岸、お盆等にお寺参り、お墓参りをする習慣を私は日本の良い制度だと思っています。忙しい日常の中で、先祖の事はつい忘れがちですが、お盆、彼岸には必ず、亡くなった自分を子供たちが思い出してくれると思えば、安心して、死んで行けますものね。