夜、寝転んで、テレビを見ていたら、MBSで21:00-22:00まで、「世界ふしぎ発見」でスリランカの事を放映していた。 その中でこんなことを言っていた。日本はアジアの小国セイロン(スリランカ)に救われたと。それは1951年サンフランシスコ講和会議において、日本の領土を、三分割し、北はソ連、真中はアメリカ、南はイギリスが領有する意見が出ていた時、セイロン代表のジャワルダナ蔵相(後、第2代大統領)が「憎悪は憎悪によって止むということはなく、慈愛によって止む」という佛陀の言葉を引用して対日賠償請求を放棄する演説を行った。これで日本は外国による分割統治がまぬがれたと。ジャワルダナ氏は1990年代の半ばごろに亡くなられたそうだが、その時、片目は、スリランカに、もう一方は日本に(長野の女性)贈ったとのこと。 私は思わず、目頭が熱くなりました。と同時に、 ① こんな大事な話が、どうしてもっと学校で教えてくれなかったのかと不思議に思いました。ジャワルダナ氏の死もマスコミが取り上げた記憶も私にはありません。番組の参加者も同様におっしゃっていました。 ② 日本はスリランカに対して相応のお返しをしているのだろうか。(多少の援助はしているのかもしれないが) 上記①、②についてご存知の方は教えていただければ幸甚です。
コメント
コメント一覧 (2件)
私も番組をみました。仏教学を専攻していた関係でその話は知っておりましたが、角膜提供のことは初めて知りました。
世間ではむしろ「菊と刀」などの研究報告を踏まえてアメリカが、講和会議を導いたように思っているのではないでしょうか。
学校では日本史も世界史もだいたい満州事変あたりまでしかやりません。授業時間がたりないのですが、戦後の恩人の事はちゃんと教えるべきですね。
トルコが親日なのは、江戸時代に和歌山県沖で遭難したトルコ船を近くの村人が総出で救出し、食料難だったのに種もみまで供出して介護したという話を、いまでも学校で習うからです。
日本政府がスリランカにどんな恩返しをしているかは、わかりませんが、個人的にスリランカに尽力している方はいます。くさか基金を検索してごらんになってみてください。ご参考になる記述があるかもしれません。
早速にご連絡ありがとうございます。
1:私もサンフランシスコ講和会議での日本3分割案を無効にしたのは、アメリカの考えと、なんとなく思っていました。
2:早速、くさか基金を調べてみました。
設立目的:スリランカ人の留学生の日本における里親になったのがきっかけで、日本とスリランカの相互理解を深める架け橋になろうとしました。スリランカの農村に幼稚園、職業訓練所、都市に経済研究所を設けて、国勢データーをWeb化してゆく。日本においては、スリランカの言葉を教える教室を開設、とありました。
貴重な情報をありがとうございました。これからも、スリランカに興味を持っていきたいと思います。