大阪市港区弁天町のホテル大阪ベイタワーで11月15日16:00時から19:30迄下記構成で行われました。
・基調講演「北海道のビジネス環境とブランド力」
兵庫県立大学大学院准教授 秋山修一氏
・小樽市プレゼンテーション 小樽市長 中松義治氏
・立地企業プレゼンテーション
伊藤ハムデイリー(株)小樽工場
工場長 福来信明氏
・ 歓談と名刺交換会
その中で
企業誘致へのアッピール点は下記の点でした。
小樽のブランド力、全国市区町村平成25年魅力度ランキングで小樽は第6位、全国有数の観光地(観光客:小樽660万人、札幌1300万人、北海道5000万人)、課税免除等の優遇制度拡大、産学官の協力が進んでいること等に加え小樽の立地について下記の説明がありました。
① 北海道最大の消費地札幌まで、車で30分、十分通勤圏内であること、千歳空港までも1時間30分
② 北海道最大の工業地帯である、石狩湾新港地域の一部、および銭函工業団地の二つを市内にもつ。しかも前者は600社もの企業集積があり、しかも水資源、エネルギー関連、港湾施設、広い道路網、生活面の利便性が充実している。
③ 災害リスクが少ない
平成24年から今後30年以内に震度6以上に見舞われる確率
小樽市は3%以下、参考までに、東京は23.2%、横浜71.0%名古屋46.4%、大阪62.8%
④ 交通インフラの整備:札幌県を中心とした幹線道路網の充実、小樽-余市-ニセコ-黒松内間の自動車道の整備及び新幹線の小樽停車決定
⑤ 優秀な人材の確保
札樽地区には小樽商大、北大をはじめとして、たくさんの大学があり、しかも道内就職比率が高い。
⑥ 極東ロシア・東アジアに定期航路があるが、今年10月、ウラジオストックへも定期航路が開設されたとの事
私としては、災害が少ないこと、工業団地・新港地域の存在、ウラジオストックの航路開設が特に印象に残りました。と言いますのは昨今の地震、台風、津波等の災害に対する関心が大変高いのはご承知の通りです。又、600社以上の企業集積を持つ石狩湾新港地域や銭函工業団地はまさに小樽市の心臓だと感じましたが、昔の運河界隈、勝納川河畔、小樽市内ぐらいしか見たことのない私には、大変な魅力に映りました。そしてウラジオストックの定期航路は極東ロシアマーケットへの小樽の存在感を高めることを期待したいと思いました。