小樽の雪

小樽の雪は観光資源!

2月6日、小樽に行き、雪を堪能してきました。

紹興酒の里-紹興(シァオシン)から来た中国人家族8人(6~79歳)のリクエストで小樽にご案内しました。紹興は中国の南方なので、雪はほとんど降らないし、降ってもすぐとけてしまうそうです。降った時は小さなボールをつくって投げ合うのが、楽しいと同行の子供は、小樽行きを待ち望んでいました。

私は2月の小樽の雪は、握ってもボールのようにはならないよと説明したのですが、子供も親たちも信じません。小樽運河に車から降りた時は、周りが真っ白で、ふかふかした雪、雪、雪でした。早速握って投げ合おうとするのですが、投げられません。諦めて、深い雪の中に、入り込み、寝転がって雪と遊び、歓声を上げていました。私の言ったことが実証され、ほっとしました。

真冬のこの時期に小樽に行ったのは二十数年振りでしたが、小樽の雪は変わっていませんでした。昔のままでした。懐かしかったことこの上なしでした。

子供たちが雪と遊んでいる傍らで、大人たちは、運河沿いのお店でガラス細工、鹿皮バッグ、昆布、貝柱などをショッピングに熱中していました。

途中から、雪がどんどん降り出してきました。お客さんたちは、子供も年寄りも雪を両手で受けとめ、雪景色の運河をバックに楽しく、しかし足元が滑らないように気を付けながらの記念撮影でした。

昼食は、堺町出世広場の古い日本家屋で、焼き魚、お刺身、タチかまなどをいただきましたが、これが小樽の海鮮とお客さまにたいへん喜ばれました。

小樽へ来て、雪遊びをし、新鮮な海の幸を堪能していただきましたが、本当は、天狗山に登り、雪深い小樽を紹介したかったのですが、大雪になってきたので、今回は断念し、札幌に急ぎました。祝津の小樽水族館の冬のトドに会えなかったのも残念でした。

今回の小樽行きで、定番の運河周辺だけの観光でしたが、中国のお客様に喜んでいただき、冬の小樽の良さを紹介できたことは、通訳案内士(中国語)冥利に尽きたと思います。

ひとつ気になったことですが、運河の中心にある観光案内所があまりにも小さいことです。

折角多くの国内、国外の観光客があのロマンチックな運河や堺町界隈を訪れる所なので、

2-3人入ると身動きが取れない観光案内所では、観光客へのサービスが行き届かないし、小樽の良いところを広くPRできないのではないかと思いました。夏も同じ思いをしましたが、冬の今回、着膨れしている人が多いので、一層その感を強くしました。「観光が基幹産業」と小樽市長が宣言されているごとく、もっと目立つ、広いスペースをもった観光案内所にするようにしてほしいものです。行政や市内企業の更なる御尽力を期待しています。

ホラ吹き屋さんの本
運河沿いや堺町の観光振興に尽力されていらっしゃる蓑谷修氏について書かれた下記の本は、気楽に読めて且つ内容豊富と思いますのでご紹介します。

書名:「七日食べたたら鏡をごらん―ホラ吹き昆布屋の挑戦―」
著者:川嶋 康男
出版社: 新評論
定価: ¥1600+税
出版年月日: 2013年9月25日初版

小樽出身者が観光団体の副会長就任
小樽市奥沢町生まれ、潮陵高校ご卒業後東京の多摩美大をでられた木脇裕香理様が先月(2月)一般社団法人「日本観光通訳協会」の副会長に選出されました。

彼女は英語の通訳案内士として、外国からのお客様を日本各地をご案内されているベテランガイドです。1月にお会いした時に小樽出身と聞きました。このようなかたが観光業界の先頭でご活躍されていますこと、小樽生まれとして大変うれしく思います。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 雪の少ない中国からの観光客(これからも増える可能性のある)、と通訳案内士という貴重な視点からの冬の小樽観光についての感想、小樽関係人に是非一読をお願いしたいと思いました。