“ルキーノ・ヴィスコンティ”

    最近多くのかつての名画が、デジタル化されて、上映されています。つい最近も“シェーン”が、ステイションシネマで上映されました。アラン・ラッドの格好良かったこと!
 来週6月11日からは、巨匠“ルキーノ・ヴィスコンティ”の2作品が、生誕110年、没後40年のメモリアルに連続して上映されます(決して映画館の回し者ではありません)。場所は、梅田グランドビルの“シネ・リーブル梅田”

 11日からは“山猫”。19世紀末のイタリア貴族界の終焉を見事に描いた作品。演じるのは、アラン・ドロン、クラウディア・カルディナーレ、バート・ランカスター達。見どころは全篇の1/3を占める、大舞踏会のシーン。@1,800でシニア割引はありません。

 18日からは“ルートヴィヒ”。40年以上前に上映されたときは“神々の黄昏”という副題がついていましたが、修復版ではありません???
 最後のバイエルン王、ルートヴィヒⅡ世が、ワグナーの楽劇と城造りに耽溺し、最後は謎の死を遂げます。
 主演は、妖しい中性的魅力いっぱいの“ヘルムート・バーガー”。助演は、美人ではないが、存在感のある女優“ロミー・シュナイダー”、王の年上の従姉を演じます。
 ワグナーの音楽と多くの城、特に“白鳥城”として名高い“ノイ・シュバンシュタイン城”を舞台に、狂気と官能の世界が繰り広げられます。
今から楽しみです。

          終わり

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 面白そうですね。私は映画をほとんど見ないものですから、テレビでみれたらなと思ってしまうのですが、これは映画の良さを知らない人の言うことなんでしょうね。
    機会を作って、一度トライしてみようかと思っています。

    • 18日から26日まで、シネリーブルでかかる、ルートヴィヒは、テレビでは見れません。14:15~18:35までの長丁場ですが。一見の値打ちは有ります(私にとってはですが)。

      7月9~15日、大阪ステーションシネマにかかる”アマデウス”のりマスター版も必見です。F.マーリー・エイブラハムの”サリエリ”が好演です。タイトルバックは、有名な交響曲第25番の第1楽章。モーツァルト17歳の時の作品です。