米華堂

昨年１０月小樽へ行った時、米華堂へ立ち寄り、マッサンとリタさんが大好きだったという、アップルパイとアップルティーを頂きながら、二代目店主の奥様光子さん、三代目の現在の店主浩司さんの奥様明美さんと２時間余りにわたりお話しさせて頂く機会を得ました。

米華堂へ立ち寄ったきっかけは次の4点です。

1. 一昨年、当ブログでマッサンの記事に「マッサンとリタさんは小樽へ来たときは、米華堂でアップルパイを買っていった」という事が載っていた。（2015.1.9投稿）
2. 関西小樽会のsugarloverさんが2015.1.12投稿の記事で次のように述べておられた。
   • 米華堂の創業者八木清さんはsugarloverさんの御父さんと親交があった。
   • ２代目店主清昭さんは、長橋中学３年生の頃、sugarloverさんのご家族が経営されているお店でアルバイトをされており、光子さんと結婚された時は、sugarloverさんの御父さんに頼まれ仲人をして頂いている。(仲人の件はＨ15.1.12のブログには載っていませんが、sugarloverさんが、本記事の英語版を作成された記事に載っていました。）
3. 関西小樽会のK.yamadaさんが2015.1.16のブログで米華堂のアップルパイを勧めておられた
4. 私は、米華堂は名前は昔から知っていながら、そしてこんなにブログに載っているのに、一度も行ったことが無かった。

私が訪問したのは夕方４時半ごろだったが、３代目の現店主、浩司さんと奥様の明美さんが忙しそうに仕事をされていました。早速お目当てのアップルパイとアップルティーを注文し、ブログの事を話すと、明美さんは創業者八木清さんの古い写真と２代目清昭さんの若い時の写真を見せてくれました。
しかし翌年Ｓ１５年に亡くなられたとの事です。

写真はすべて写真の上でクリックして大きくして見てください。

南京視察　昭和１４年５月１０日　向かって右端が創業者八木清氏
（翌年ご逝去）

しばらくして、清昭さんの奥様である光子さんが出先から帰ってこられ、２時間弱話し相手をしてくださいました。光子さんは栗山町のご出身との事で、いろいろ幼少の頃の思い出や清昭さんとの思い出を語ってくれました。清昭さんは、若い時は、自他共に認める美男子だったそうです。

２代目八木清昭氏
光子さんの旦那様

マッサンの放映後、ジパングの雑誌に掲載されたこともあり、引き続き、お客さんは多いとの事。光子さんと米華堂の載っている記事を見せて頂きましたので下記掲載させていただきます。

上段に昔の米華堂の写真、下段に米華堂の説明が書かれています。
画像の上で、クリックして大きくすると読めます。この女性が光子さんです。

店内には、絵が飾ってありますが、国松登や手島圭三郎の版画やすごい絵ばかりで、例えば、国松登の絵は１９３３年に書かれたものだそうですが、当時は売れなかったらしく、コーヒー代の代わりに置いて行かれたそうですが、家が一軒建つほどの値打ちのものだそうです。

皆、有名な絵ばかりのようでした。

これが家一軒ほどもする絵です。

現在の米華堂の入り口です。場所は花園銀座通り、昔の左文字書店の少し下あたりか（喫茶「館」の斜め向かい）。向かって入口右側の棚にアップルパイがおいてあります。

向かって左に「マッサンとリタ」のテレビのちらし、右にアップルパイのあるケーキ棚、奥が喫茶席