手島 肇
この秋、中札内美術村(河西郡中札内村)ほかに行ってきました。本命は旧士幌線にかかる“タウシュベツ橋梁”を見ることと鹿追町の“神田日勝記念美術館”に行くことでした(神田日勝はNHK朝ドラの“なつぞら”の“てんめい君”のモデル)。絶筆の「馬・未完」もあります。
中札内美術村も近くでしたので廻ってきました。山の絵で有名な相原玉一朗や小泉淳作など4つの美術館とギャラリー、レストラン、庭園があり一日ゆったり過ごすことができます。
その中に真野正美作品館があり、そこで「オッと」いう絵を見つけました。版画にもしてあったので1枚買い求めました。絵はまさに昭和20~30年代の冬の小樽の風景で、中央バスの行先表示には”緑小学校“や”本局“の文字も読み取れます。電柱には”三山医院“の広告もあるので、私の推測には、妙見市場の一番下の端、もと東映の映画館があったあたりかなと。
小樽会の皆さん、どなたか場所、時代を解く手できる方いらっしゃいますかね?
以下、タウシュベツ橋梁、真野正美の絵、神田日勝記念美術館パンフレット、です。
神田日勝神田日勝記念美術館パンフレット
コメント
コメント一覧 (5件)
手島会長。お久しぶりです。良い絵ですね!
小樽市指定歴史的建造物の第73号、旧向井呉服店支店倉庫(稲穂1-4-13)で間違いありません。
オーセントホテルの向かい、レンガ横丁入口脇の建物です。
バスの形状を見たところ、「いすゞBXD30(1966年式)」の可能性があります。
元四国交通のボンネットバスで、徳島バスや自家用を経て、1988年に北海道中央バスが「小樽ロマン号」として観光路線用にデビューさせました(1996年に一旦営業用を引退し同社が保存、2004年に定期観光バスとして再復帰)。
作者の真野 正美(まの まさみ)氏は1958年大阪府生まれ。1978年〜1993年 愛知県のトヨタ自動車本社デザイン部で乗用車の内装や外形デザインを手がけられ、1993年に帯広市に移住して画家として活動された方のようですので、1980後半頃の作品ではないでしょうか。
富樫様
ありがとうございます。そうですね、オーセントから南側を見た景色ですね。それにしても1980年代の小樽の除雪はあんなものだったのですね。待ちゆく人たちの服装も、まるで私の小学生時代の感じがします。
よく見ると信号機は縦型で矢印灯器もついていますので、やはり1980後半~1990前半と思います。
私が中高校生の頃ですから、服装について私的に時代考証した結果、作者の創作と判断いたします(笑)
レンガ横丁入り口脇の建物に似ているなあと思ってみていたら、やはりそうだったんですね。
家内が今小樽に行ってますが、かなりの雪のようです。
三上管理者様より、絵が拡大できるとの報をいただき、早速試しました。一番左のお父さん、真ん中のお母さんの着衣は、80年代以降のものに見えます。それとあんな雪深い小樽で自転車を押すのは?とも思いました。とはいえなかなかいい絵です。小樽運河の絵とともに、我が家の居間を飾っています。いい買い物をしました。来年も行こうっと!