8月11日付けの北海道新聞に、「児童室広々、小樽に恩返し」「50年代、市内で教師、米在住90才川上さん資金寄付」との見出しで下記のようなニュースがありました。
「米国フロリダ州在住の川上精子さんが故郷の小樽に何か貢献したいとの思いで、かって一時帰国した際小樽には親子が触れ合える場所が少ないと感じたことを思い出し、昨年知り合いの建設会社に相談の上、図書館改修を提案された。工事は今年5月に始まり、児童室の仕切りを取り払いくつろげるスペースを拡大、授乳室を新設、バルコニーにもテーブルを置きテラス風にした。8月6日に新装オープンした。改修工事には1700万円の寄付全額が充てられた。」
この記事のことについて私の妹・宮尾玲子(東京都小平市在住)からメールがありました。
それによると、妹はこの記事を読んで直ぐにフロリダの川上さんに電話をした。川上さんは今回小樽市に寄付をするようになった経緯や現在の自分の気持ちをいろいろ話してくれた。すでに迫俊哉小樽市長からお礼状をいただいている。
川上精子さんは余市町生まれで小学校4年の時家族で小樽に移住、緑町に住み、私の姉・鈴木景子(さいたま市在住)と庁立女学校の同期の友人で、毎日私の家の前を通って通学していて姉とも親しくしていて、時々わが家にも立ち寄った。川上さんは庁立高女卒後、英語教員資格を取り、旭が丘中学校の英語教師となり、ご両親とも教師で、長男は緑陵高校の教師であり、正に教育一家で、妹・玲子は緑小学校で川上さんのお母さんに教わり、旭が丘中学校で精子先生に英語を教わった。まもなく米国へ留学が決まり、当時旭が丘中学校のPTA会長であった私の父がお餞別を差し上げた。
精子先生は5年間のつもりで留学したが、米国人と結婚し、夫は大学教授となり、永住することになり、3人の男子に恵まれ、永らくニューヨーク州のイサカに住んでいた。夫の退職後は気候温暖なフロリダに移住しており、家の目の前は海で毎日泳いでいた。以前、日本に来た時には姉や妹にお土産を持ってきた。以前、精子先生のお母さんは妹・玲子が長女を出産した時にはわざわざ産院まで見舞いに来てくれた。妹は日ごろフロリダの‘せい子先生’とは電話でお互い近況を話し合っている。
以上が妹からのメールの概略です。川上精子さんの故郷小樽への感謝の気持ちと小樽の子供たちへの暖かな思いやりを感じました。川上精子さんありがとう。遠くフロリダの地でますますお元気にお暮しください。
コメント
コメント一覧 (2件)
小樽を思っている方がいるのは嬉しく思います。このような時に心温まる話、ありがとうございました。
私も緑小学校、緑陵高校ですが、川上先生とはご縁がありませんでした。多分年次が合わなかったのでしょう。それにしてもアメリカから小樽へのプレゼントとは有り難いことです。
川上様ありがとうございました。今度小樽に行ったら図書館を覗いてみます。