追悼 遠藤彰三さんを偲んで

2022年4月25日 
関西小樽会会長 手島 肇
 関西小樽会前会長の遠藤彰三さんの訃報をお知らせしなければいけません。
 遠藤さんは、昨年来ご自宅で病気療養中でありましたが、去る4月20日夜静かに息を引き取ったとの連絡をいただきました。謹んで哀悼の意を表します。
 遠藤さんは、2003年から2014年まで第3代関西小樽会会長として、小樽市と関西小樽会会員の緊密な連携に力を注がれました。その間のリーダーシップ、指導力にはいつも感心させられたものです。ご内室は「小樽会は本当に嬉しい思い出ばかりで、皆さんに感謝していますと必ず伝えてと言付かりました」とおっしゃっていました。最後まで小樽会のことを気にかけていただき、ご霊前に感謝申し上げます。
 私事ですが、私と遠藤さんの繋がりは30年近くになります。大阪ガス副社長であった遠藤さんと、タクマの役員であった私とは、相互のエネルギー事業で大きな接点がありました。定期ゴルフコンペは、遠藤さんがメンバーの琵琶湖CCが会場で、いつも豪快なショットを見せていただいたものです。
また㈶大阪科学技術センターに設けられた産学連携の「地球環境技術推進懇談会」では永らく会長を務められ、幹事会員の私達と熱い議論を交わしました。特に2002年頃でしょうか、“東南アジアエネルギー事情調査団”を結成し、ベトナムやタイのバイオマスエネルギー活用事例の視察を行ったことは今も鮮明に記憶に残っています。
 諸行無常とはいえ親しい友人(先輩、ご容赦)を失うことは辛いことです。ご遺族のお悲しみも如何ほどかとお察しします。私たちも悲しみを乗り越えご遺志を継いでいきたいと思います。どうぞ安らかにお休みください。 
合掌

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 遠藤前会長は「こんな時期(コロナ)だから葬儀は家族葬でやるので、もしもの時も小樽から関西に来ないように」とご親類に連絡していたそうです。
    闘病中はたびたびお葉書をくださり、もう80歳も超えたので悔いはないけれど、一度小樽に帰ってみんなに会いたいなぁとおっしゃってました。
    それがかなわなかったのは、お辛いことだったろうと思います。
    ただ昨年末に化学療法の効果がないということで自宅療法に切り替え、週4回の訪問治療を受け、ご家族はシフトをひいて24時間片時も遠藤さんを一人にしないで看護を続けていました。
    懸命の看護のかいあって、昨年末までとの余命宣告を乗り越えてお正月を迎え、2/19に82歳のお誕生日を迎え、桜の便りも聞いて苦しむこともなく安らかに旅立たれました。
    最期にご家族と緊密な時を過ごされたのはせめてもの幸いであったと思います。 合掌

  • 追記
    なお、奥様は昨年の動脈瘤の手術と何度か繰り返した骨折のため、体調が万全ではなく
    いろいろ対応が難しいので、みなさまからのご香典、お供物、お花、ご弔問は申し訳ないのですがご遠慮させていただきたいとのことです。できましたらお手紙でも差し上げるのが一番いいのかもしれません。よろしくお願いいたします。 

  • 遠藤前会長のご逝去の報に接しまして、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
    ご生前に賜ったご厚情を思い、悲しみを深めております。
    小樽会恒例のじゃんけん大会で、何度も不死鳥のごとく復活され、場を盛り上げていただいたことが昨日のように思い出されます。
    先日お電話させていただいた際には、時折笑いを交えながらご病気の話などもされ、かえって私が元気づけられました。ご遺族の皆様のご悲嘆は、察するに余りあるものと拝察申し上げます。
    遠方のためままならず、誠に心苦しく存じておりますが、心よりお悔やみを申し上げます。