大先輩と北海道新幹線 

学校、会社で11年先輩の要望で北海道新幹線の旅をすることになり2人で敢行しました。

昨年の初夏、しばらくぶりに会ったとき、「北海道新幹線に乗りに函館に行こう!連れて行って欲しい」との話がありました。前回忘年会で会った時よりは随分老化が進んだ印象で、「2031年完成予定の札幌延伸までは待てないからね・・・」と。先輩とは入社以来50年以上のつきあいで、気の置けない仲間のような存在であり、いろいろお世話になってきました。 いやとは言えない。私も行きたい!

飛行機、新幹線、ホテルの手配を進め、先輩の体調に変化がないことを願いながら敢行日まで5ヶ月。

伊丹空港で落ち合い空路函館へ、JR函館駅でかねて連絡済みの札幌在住の2名と合流。赤レンガ倉庫群等を散策。夜はなつかしい話題での会食。皆それぞれに劣化している! 翌朝は函館朝市で各自買い物。

午後、新函館北斗駅で待望の北海道新幹線に乗車!札幌組とはここでお別れ。再会の日までお元気で!

北海道新幹線は新青森-新函館北斗間(約150Km)が2016年3月に開業し、その後2031年頃に札幌までが開業予定となっています。

北海道新幹線、東北新幹線とも従来の砕石と枕木によるバラスト軌道ではなく、路盤上にコンクリ―ト版を設置しその上にレ-ルを敷く構造のスラブ軌道で、軌道の狂いが少なく保守が容易で雪害にも強いのだそうです。ポイント部分などには電気式融雪装置等を設置し雪への対策は万全のようです。

木古内駅からと青函トンネル内は三線軌条による在来線との共用区間となっています。(新幹線の軌間-1.435mm 在来線の軌間-1.067mm)

木古内駅を過ぎると対向線の線路が3本になっているのが確認できました。青函トンネル内は勾配を感じることもなくすぐに青森側の地上に出ると、やはり線路は3本でどこで終わりなのかは確認できないまま線路は通常の2本となり、新青森からは東北新幹線となって宿泊地の仙台に到着。翌日、仙台市内を散策後、仙台駅から東北新幹線で東京へ、東京から東海道新幹線で無事新大阪着。

今回の旅行中、さすがに11年の年齢差による体力差は大きく、先輩の体調に合わせながら、女川町への訪問、東京都内散策等の予定を割愛しながらの旅程となったのですが、2泊3日の強行軍を無事完遂し、先輩には大変感謝され、楽しく、有意義な北海道・東北・東海道新幹線の旅となりました。

写真の左が青函トンネル側、右上に新函館北斗駅が見える。ここから小樽、札幌へと延伸される。

 

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 関西在住の我々には、北海道新幹線に乗る機会はなかなかなさそうです。上記記事のような大先輩はなかなかいませんし、その意味では、でんぐり君は貴重な経験をされたわけですね。