今年の夏、小樽へ行った折、栗原恒次郎商店/小樽かね丁鍛治を訪問しました。
動機は
- 本ブログの「北海道物産在庫表」に同社の製品が載っていた事。
- 「カネチョウ」という発音は、子供のころどこかで聞いた記憶がありました。
- 飯寿司も小樽を離れてからは、食べたことはありませんが子供の頃はよく食べたものです。
そんなことで、創業時の同社の事が知りたいと思い訪問 となりました。しかし、訪問して分かったことですが、鍛治商店は倒産して栗原恒次郎商店の工場となっていたこともあり、結果的には稲穂町の栗原恒次郎商店で面談し、長橋のかね丁鍛治工場は、後日外から外観だけを見ることになりました。
栗原営業部次長の伊藤さん、小樽物産協会のマネージャー木村さん等との懇談となり、話題の中心はもちろん、本ブログでの販売をどうして増やすかという事になりました。消費者の立場からすれば、品数は多い方が良いのはもちろんですが、経費との兼ね合い、販売効率等の問題がありますが、結局、アイテムを増やそうという結論になりました。
それから2-3カ月後の今日、アイテム数は大きく増えております。伊藤さん、木村さん、そしてエルム会入江さんのご尽力があったことと推測いたしております。新規販路の開拓について、今の時節柄、TPPに絡む輸出の問題も話題に上りましたが、同社もいろいろトライされたそうですが、大変問題が多く、簡単ではないとのことでした。そんな中、こうして少しずつでも、エルム会ルートで商品が流れることは貴重なことだと思いました。
その後、分かったことは、株式会社鍛治商店は1917年(大正6)富山県高岡市から来て、小樽で水産加工業を創業。株式会社栗原恒次郎商店は1914(大正3)年富山県新湊から来て小樽で海産物商として創業。
株式会社鍛治商店は飯寿司や数の子をメインに生産しており、北海道内外の百貨店等を中心とした市場で「カネチョウ」ブランドとして90年以上にわたり人気があったこと。栗原も飯寿司の販売をしていたこともあり、鍛治の経営が破たんした折、歴史のある「カネチョウ」ブランドを守るべく(株)小樽かね丁鍛治を平成21年に設立し、栗原の専務寺井聡氏(創業者、恒次郎氏の孫)が、かね丁の社長として経営に当たっている。そんなことで、長橋にある「(株)小樽かね丁鍛治」は栗原の長橋事業部との事。現在は15種類、150品目以上の商品を造り、小樽の発展に貢献している。
参考までに、本ブログの北海道物産在庫表には下記の4品目が載っております。
寒干し棒たら炊き、縞ホッケふっくら小樽煮、ホタテ昆布柔らか煮、つぶ貝柔らか煮。
私も上記品目はもちろん、機会があれば、懐かしい飯寿司も食べてみたいと思っています。(尚、今回の訪問にあたり、栗原恒次郎商店営業部次長伊藤様、一般社団法人小樽物産協会マネージャー木村様、北海道大学関西エルム会入江様にお世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。)