師走半ばの18日(月)天満天神「繁昌亭」昼席公演に岐阜から私との忘年会に来阪した長年の友人と二人で行ってきました。「繁昌亭」へは、2年前の11月関西小樽会秋のイベントに参加して以来2回目でした。友人は寄席初体験でしたが、結果は喜んでくれました。 この日の昼席は、満席状態ではないものの、ほどほどの入りで我々としては、丁度いい位。 高座の一人は、冒頭の挨拶で「今日は、風通しがようおますな」と笑いを誘ってました。
例によって、中入前の取りと真打ちの噺家の他は年齢不詳の若手?でした。当日の昼寄席の真打ちは桂福団治。噺は人情話の「しじみ売り」、さすが年季の入った話術で場内笑いとしんみり・・・交錯して、いい噺で終わりました。
この「人情」の「情」については、ご存知の通り色々に使われています。例えば「愛情」「友情」「旅情」「情緒」などなど、やばいところでは「色情」「痴情」など。
古くから「情」をテーマーにした和歌、俳句、川柳、小説、歌詞など数えきれないほどありますが、去る11月22日<いい夫婦の日>の朝日新聞朝刊「天声人語」にこの「情」について触れています。すでに読まれた方もおられると思いますが、私自身なるほどと感心しましたので、抜粋してみました。
・・・前略・・・
▼夫婦の根幹にあるのは、情と習慣と持続。絵本作家の佐野洋子さんがエッセイで書いている。「夫婦とは多分愛が情に変質した時から始まるものである。情とは多分習慣から生まれるもので、生活は習慣である」
・・・中略・・・
▼二人でたくさん苦しみ、たくさんなじり、たくさん慰め、たくさん笑う。
みけんのしわも目尻のしわも、いずれ二人の履歴書になる。
皆さん、2018年も「上々」の一年で有りますようにお祈りいたします。
お後がよろしいようで・・・。
コメント
コメント一覧 (1件)
「情」を広辞苑で見てみると「物事に感じて起こる心の動き」とありました。いろいろに使われている訳がわかりました。
ともあれ夫婦について考えてみた人は多かったのではないでしょうか。