隠れキリシタンウオーク

わが家の庭の白梅も小さな花をつけ、そこはかとなく春の気配を漂よわせ始めました。

 さてJAFS高槻では、隠れキリシタンシリーズの第1弾を好評の内に終わり、第2弾として高山右近研究第一人者の久保田典彦先生の講演と、茨木千提寺のキリシタンの里を訪ねるウオークを開催いたします。

豊能で生まれた高山右近は、のちに織田信長から千提寺・忍頂寺も領地と安堵され、領民の信頼が厚かったのでしょう。
大正9年に遺物が発見されるまで、村の人たちは歴史に潜伏し、なお隠れキリシタンとして固い信仰を持ち続けました。

大航海時代をバックとした当時の世界状況の中で、国のかじ取りをするものと稀有の信仰をもった人々との葛藤。パワー(権力)と、思想との軋轢は、ある意味、どの時代にも通底する、すぐれて現代的な問題ではありますが、隠れキリシタンウオークは、ジパングと呼ばれたその時代の雰囲気を彷彿とさせるものです。 

奥深い里に刻まれた先人たちの想いに、ぜひ触れてみてください。

 

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 春の陽気に誘われて、学びと、健康ウオークと、チャリティに出かけられてはいかがでしょうか。