昨年10月はじめ、長橋小学校6年2組のクラス会があり、小樽へ行きましたが、石井伸和氏を訪問する機会を得ました。
石井伸和氏といえば、運河埋立反対運動のあった、昭和50年代、小川原格氏、山口保氏、佐々木一夫氏(興次郎氏)らと共に、運河運動の中心的立場で、自社の存亡(反対勢力の影響で)を顧みず、公の精神を支えに運河保存運動に賭けられた方。今は、(株)石井印刷を経営されると同時に特定非営利活動法人「歴史文化研究所」の副代表理事をされ、月刊「小樽学」を発刊されながら、運河後の小樽の在り方を精力的に研究されておられる。
以下面談のポイント
氏の考える小樽の今後の在り方。
小樽は人口減少傾向ではあるが、観光が無ければ、もっと減少は大きかったはず。観光は過去30年間に約3兆円の売り上げを小樽にもたらしたと推定されるが、決して均一的に企業誘致のみの視点でなく、過去の観光にとらわれることなく、独自の視点で魅力ある街にする事が大切。
其の為には以下の3点。
- Re(ReUse)に特化する。Re-market city Otaru
運河も、古い建造物も、ReUseだし、最後は人間も、つまり高齢者も経験、見識をReUseする、ReUseの魅力で世界から人、物を集める、そんな街。
具体的には- 小樽特区を国に申請
- Reの精神に基づき「もったいない特区」をつくり、Re商品の搬入・搬出には関税なし
- 民さい特区 ビザなしで往来できる
- 居住の規制緩和
- 北運河地区を開発
- 手宮線を交流ゾーンとする。(例えばcoffeeshopとか)
私の訪ねた10月以降もVintage(ヴインテージ)の法則、INOHOOAS(イノホーアス)の法則、SUMANOB(スマノブ)の法則等多くの小樽観光発展の法則を発表され、それらを通して小樽独自の法則性に即した着地型観光プログラムを目指され、その探求はとどまるところを知らない。
そんな氏の理想は下記の二つとの事でした。
- 子孫の代まで良い環境を維持する
- 戦争をしない
コメント
コメント一覧 (2件)
石井さんには、「小樽学」の表紙を担当されている、眞下さんとの連絡など、とてもお世話になりました。
小樽運河は、小樽の象徴になってますものね。
運河、綺麗になったと言っていましたが、どうなんでしょうか?
そんなお話しをしてみたいです。