六花亭(小樽)に展示されていた相原求一朗の作品

前田様は7月23日UP、「前田浩 小樽でスケッチを楽しみました」の中で次のようの述べておられます。「2008年6月に札幌で小学校、中学校の同期会・クラス会が開かれるのを利用して前々日に小樽へ入り、翌日ホテルの斜め前に見えていた旧日銀をスケッチ(F4号)し、更に北運河もスケッチし、六花亭の展示ルームで「相原求一朗」の油30号2点、デッサン8点(後日、紹介予定)ほどを見て感心しました。」と。

今回はその時の相原求一朗の作品を下記ご紹介いただきました。尚、相原求一朗は、前田様の好きな画家の一人で、北海道の風土を描くことをライフワークにしていた画家だそうです。小樽を描いた彼の作品が見つかったらまたご紹介くださるそうです。(管理人)

以下、前田様の投稿文

2008年6月に立ち寄った六花亭(小樽)で展示されていた相原求一朗の作品の一部を以下紹介します。

横に広がる倉庫の前にボートが繋がれている作品が多い中で、珍しく縦になていて手前のボートと奥の倉庫・ボートが対比されたデッサンです。

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倉庫もボートも横になっていますが、ボートの上の中央の倉庫の右から縦にポールが伸びていることで作品が生き生きしています。

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倉庫の煉瓦色の上に青みのタッチが重ねられ、二つの扉の赤茶色と絶妙な対比がなされ、更に中央の倉庫の右に僅かなスペースがあり画面に奥行を作っています。

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左手前にあるドラム缶から倉庫の壁に沿って視線が中央に誘導されますが、煙突・電信柱・電線が深みをもたらして、右の電柱と対をなしています。(下の作品は橋と右の煙突群と対比をお楽しみ下さい)

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • いずれの作品も、ずっと以前に見たことがある風景が描かれており、小樽の原風景の一つに出会ったような気持ちです。
    また、小樽を描いた作品が見つかれば、ぜひご紹介をお願いいたします。